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トレーラーハウス造り2【土台編】

前回、駐車場の話をしましたが、あれは地味な作業かつ時間がかかります。
それを乗り越えてやっと、トレーラーに移ります。

①板をくっつける
まず、1820mm×910mm×12mmの構造用合板を4枚並べます。
すると、およそ1820×3640mmの四畳間が出来ます。
これを互い違いに三段積み上げます。
段と段の間は、主に木工用ボンドを塗って、沿って浮いてきちゃうので要所にビスで止めます。
すると、ある程度のものが乗っても壊れない構造が出来ます。
普通、桁を通したりするのですが、高さ制限を考えて、このようにします。

②防腐処理
下にする面に防腐剤を塗ります。

③車輪を取り付ける
耐荷重およそ2000kgfになるように車輪を取り付けます。
例えば、許容荷重28kgfならば、およそ70個取り付けます。
車輪の高さは、制限の関係で5cm程度がいいかなと考えました。
取り付けたら裏返すのですが、ちょっと怖かったので、板と板の間に金具で補強しました。
裏返すのは一人でやりましたが、かなり大変なので二人以上でやることを推奨します。

乗ってみたらかなりスイスイ動くので、ストッパーとして、ブロックは置いた方がいいです。
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トレーラーハウス造り1【駐車場編】

最悪、収入がほとんどなくなったときのために試しにトレーラーハウスを作ってみました。
2m×4m×3m(縦×横×高さ)は、法律上の軽車両(人力車)の最大寸法です。
間違いやすいのは、軽車両(動力なし)であって、軽自動車(動力あり)ではありません。

トレーラーハウスは、
動かしたいときに動かせる(随時)
動かしたいところに動かせる(任意)

というメリットがありますが、逆に固定しているならば、法律上の建築物扱いなので注意が必要です。

構造は、とてもシンプルです。
1820mm×910mm×12mmの構造用合板

と38mm×89mm×1820mmのspfツーバイフォー材

を基本として組んでいきます。
これをツーバイフォー工法ともいいますね。

構造計算は、ある程度していますが、真似る方は、自己責任でお願いします!
そして、火災保険や賠償保険は入れるので一応掛けておくことをおすすめします。(小さいのでそんなに高くないです。)

【1.駐車場】
駐車場は、水平であれば、何でも問題ないです。
私は、コンクリートブロックを敷き詰めて作りましたが、やってみた感想としては、水平に枠材(ツーバイフォーのものでもいいです。)を2m×4m以上に組んで、コンクリートを流し込んだ方が楽で安かったかもしれません。

(ホームセンターで買った方がいいですが、参考に。)

ちなみに、駐車場は、ちゃんと道路に面していないと随時に動かせないので注意が必要です。
面していない場合でも、道路まで動かせれば問題ありません。

水平の取り方は、いろいろありますが、水平器(レベル)を用いるのが一般的です。
古典的にホースに水を入れて角4点の高さを水平にしてもいいですね。
私は、実際に駐車場の面から10cm程度高いところで水平をとって、その面から10cm下を駐車場面としました。

この水平にする作業を怠るとあとで後悔しますのでしっかりやるべきです。

水平器は、いろんなタイプのものがありますが、今は安価になりましたねー

長くなるのでここまで!

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安くできる!柵造りdiy

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目隠しとしての柵をいかに安くそれっぽく造るか…
好みは、人によりますが、かなり安くできたのでレビューします。

1820×38×89mm(ツーバイフォー)の防腐処理済材木(あるいはなければ、持ちがよくないですが使えます)を支持杭として1820mmスパンで木槌で打っていきます。
およそ、200mmくらいの深さにしましたが、それぞれの支持杭の頭と頭に板を通して、水平になるように配置します。
また、支持杭は、垂直になるようにします。
ちなみに、素人だと精密にやるのが難しいので、89mmの面を手前に向けて打ちます。

支持杭を二本立てたら、横に野地板(1820×13×225mm)をビスで左右三点ずつ打って固定します。
野地板は、1820以外、手に入ったサイズでいいです。
この際、仮止めとして、一点ずつの方が修正はしやすいです。
また、野地板は、防腐剤を塗った方が見た目的にも理想ですが、私は、塗ってません。
こうやって、支持杭→野地板の順に交互に組み立てていきます。
角は、支持杭に対して、二枚の野地板を垂直にビスを止めるようにします。
このように角が存在することによって、かなり安定しますが、角のないところは、支持杭に対して足元をコンクリートで固めるか、木材を45度で補強した方がいいです。

一周したら、あとは、残りの野地板を張っていきます。
どのくらい張るかは、お好みです。

インパクトドライバーがあれば、力がいらないので便利ですよ!


独立型太陽光発電自作200w12v

前記事で、100wのソーラーパネルを4枚使って、直並列24v系の配線をしました。
その配線だと10万円を越えてしまうので、もっとミニマムな回路を組んでみます。

【200w12v系】
1.ソーラーパネル(100wのもの)×2枚(200w1枚でも可能ですが、12vのものを容易。)
2.チャージコントローラー20A,12~24v
3.バッテリー115Ah.12v(1380wh)
4.インバーター
5.配線類

1.ソーラーパネル(100wのもの)×2枚
今回は、12v系にしたいので、並列繋ぎをします。
(直列にしてしまうと24vになります。)
200wのパネルでもいいのですが、意外と12vのものを探すのに苦労しました。

2.チャージコントローラー20A,12~24v
今回の例でも、最大電流は、変わりません。
よって、チャージコントローラーは、同じものを使います。
ちなみに、12vのみ、24vのみに対応しているものもあるので、ここでは、12vで使えるものを選んでください。

3.バッテリー115Ah.12v(1380wh)
今回は、12v対応のバッテリー一つでいけます。
容量は、多いほど良いですね。

4.インバーター
今回は、12v対応のものにしてください。
12v対応の方が安価で手に入ります。
ちなみに、正弦波と疑似正弦波の二種類ありまして…
正弦波は、商用電源と同じ性質のもので、インバーターの電力量より低ければ、大抵のものは、正常に動きます。
疑似正弦波は、モーターやテレビはうまく動かないことが多いので、こちらの方が安めです。
これもオーバースペックは、高くつくということで、ご自身のコンセプトがしっかり決まっていれば、わざわざ高いものを買わなくてもよくなります。

5.配線類
今回の配線も30Aのもので、並列繋ぎ用に二股に分岐できるものを用意します。

MC4コネクターのY字コネクターがパネルを並列繋ぎするのに必要です。

これで、配線をMC4接続できるようになります。(ソーラーパネルの配線がMC4接続端子なのです。)

今回は、前回の半分の規模で組んでみました。
だいたい7~8万円でしょうか。
これは、とても安いです。
ソーラーパネルは、24枚セットで1枚5千円ちょっとのもありましたが、なかなか手を出しにくいですよね…
バッテリーは、とりあえず車の廃バッテリーという手もあります。
これを使うときは、安全性に配慮してくださいね。

※組み立て、選定は、自己責任でお願いします。
出来れば厚手のラバー手袋をして作業することをおすすめします。


独立型太陽光発電自作

電気を真剣に考えています。
今回は、電気に焦点を当てて考察を。
今の世の中、電気に関する捉え方は、3つになるのではないかと考えています。

1.電気料金(設備投資も含め)
2.環境へのポリシー
3.電気の安定性

上記を考慮して、国民の大多数が使用している商用電源とソーラー発電(太陽光発電)の併用が現実的かもしれません。

商用電源は、単身者ならば10アンペアを、家族ならば20アンペアと低いですがなんとか頑張ります。
なるべく使わないで月額基本料も安くします。

太陽光発電は、売電と自分で全て使う独立型の二つがあります。
売電は、初期投資が高く、リスクもあり、売電額も下がってきているのでとりあえず候補から外します。

独立型は、売電と違って自分で組み立てます。
売電するには、商用電源に接続するのと電圧(100v以上)が高くて、業者に任せることになります。
よって、高くつくのです。
独立型は、電灯、携帯の充電に最適です。
片やモーターを使う電化製品やテレビを扱いたいならば、設備投資にお金がかかるので、難しいところです。
これは、周波数の関係で、モーターがうまく機能しなかったり(最悪火を吹きます)、テレビならばノイズが発生します。

独立型で安くするために以下のものを揃えました。
【400w24v系】
1.ソーラーパネル(100wのもの)×4枚
2.チャージコントローラー20A,12~24v
3.バッテリー115Ah.12v×2(2760wh)
4.インバーター
5.配線類

1.ソーラーパネル(100wのもの)×4枚
ソーラーパネルの選び方ですが、12v系と24v系(見分け方は、おおよその公称電圧でわかります。)、他にありますが、注意が必要です。
それぞれに長所短所がありますが、とりあえずそこまで気にしなくていいです。
24v200wのパネルでも、12v100wの直列繋ぎでも意味は、一緒です。
たまに、コーティングしていなくて外で使えないとか変なものもあるみたいなので、気を付けてください。
この例では、直列と並列繋ぎを併用しています。
24v200wのパネルを並列にしても意味は、同じです。(直列してしまったら48vになってしまいます。)
ここで、電圧(v)は、後述のバッテリーと合わせる必要があります。
電力(w)は、後述のバッテリーの容量との兼ね合いで決めます。
電流(A)によって、後述のケーブルの太さ、チャージコントローラーの容量を決めます。

2.チャージコントローラー20A,12~24v
チャージコントローラーは、バッテリーへの負荷、ソーラーパネルへの逆流を防ぐまさにコントローラーの機能があります。
12v系か24v系かで適合するものを選びます。
次に電流(A)ですが、チャージコントローラーに入る電流がどのくらいか計算して、それ以上の容量のものを選びます。
ここでは、400w÷24v=16.7A。
ちょっと余裕をもって、20Aにします。
30Aもより安全でいいかもしれません。
良いチャージコントローラーの中には、電流、電圧、発電量など表示してくれるので便利です。
しかし、慣れちゃえば、バッテリーが満タンか、20%未満かわかれば十分です。
ちなみに、そういった高性能なものを買いましたが、接触不良だったのか、すぐに壊れました。
そういったリスクを考えて、安いもので十分です。
下のは、バッテリーが満タン、発電中、容量不足の3段階を示すシンプルなものですが、安くていいです。
しかし、ちょっと接続が甘くなりがちで難しいです。

3.バッテリー115Ah.12v×2(2760wh)
バッテリーの容量は、ソーラーパネルの電力(w)で決めます。
おおよそ、2~3日で満充電になるのが適切です。
1日平均日照時間を3.5時間として…
ここでは、400w×3.5h=1400wh。
2日で2800wh。
ちょっと足りないですが、とりあえずこのくらいのバッテリー容量でいいです。
ちなみに、バッテリーがなければソーラーパネルは、発電しないようです。
バッテリーのような負荷が必要らしいのです。
密閉式のバッテリーは高いですが、安全性は高いです。
水素ガスは出にくいですが、換気しやすいところに設置してください。
24v系で作るので、12vのバッテリーは、2つを使って直列に繋ぎます。

4.インバーター
インバーターは、12vや24vの電圧を100vに変換する機材です。
消費電力(w)の高いものほど、値段も高くなります。
この容量が小さいと使える電化製品が限られてきます。
これは、12v系と24v系兼用のものはあまりありません。
しかも、24v系は、値段が高くなりがちで困りました…
わざわざ、24vにしたのは、100vに変換するのに変換効率がいいからなのですが、12v系の方が安さでメリットがあります。

5.配線類
バカにできないのが配線。
チャージコントローラーで最大電流を計算しましたが、これと同じように太い配線が必要です。
下記は、30Aのものですが、最大電流を上回る性能が必要です。

MC4コネクターのY字コネクターがパネルを並列繋ぎするのに必要です。

これで、配線をMC4接続できるようになります。(ソーラーパネルの配線がMC4接続端子なのです。)

自分でやればやるほど、格安を実現できます。
セット売りもありますが、高くて高くて…
やってみてわかったのですが、24v系より12v系の方が安くて良いです。
発電効率もそんなに変わったものを感じません。
ただし、12vのパネルがあまり見当たらないので注意が必要です。
後日、他のパターンも具体的に載せます。