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ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン

前回ver2のことを書いたので、今回はver3について書きたいと思います。
ver3は、ver2とはまた違った世界に旅立ちます。
そこは、竜族の国で、ver1や2とは異なった異空間にあります。
なぜ異空間にあるのかは、後半に語られるのでネタバレしないでおこうとおもいます。
竜族の国は、5つに分断されてしまっており、炎の領域から順番に解放(道を造る)していきます。
炎、氷、闇、水、嵐…
この5つの特徴をもつ国を冒険するのはファンタジーだからこそ、とても幻想的でワクワクします。
個人的には闇の領域が好きです。
古代の遺跡(遺跡といっても未来的)も含めてとても幻想的です。
ストーリーは、意外性に満ちています。
ダラダラすることはありません。
ここでの主人公は、領域の解放者と呼ばれます。
バージョンが進むごとに特別な存在にw
ver1や2のキャラクターも深く物語に関わってくるのですが、3だけ切り離しても十分遊べるし、ver1~3の連続性もあるという大変考えられたストーリーでした。
ver3もシステム上の追加要素もあって、さらに楽しめるようになっています。

システムがどんどん追加されてやることが多くなっていくのは継続してプレーしている人にとってはありがたいことです。
しかし、これからやる新規の方やこれまでプレーしていたけど辞めて久しぶりにプレーする帰参者にとっては、周りが先に行きすぎていてついていけるだろうか?
という不安がつきまといます。
しかし、前回の記事にも書いたようにソロでも十分進めるし、ガイド機能のおかげでサクサク進めるのとレベルもストーリーを最後までやった頃は99(現在の上限)に簡単になれます。
こうなると逆に今まで継続していた人には不満になるかもしれませんがそれはバランスがとれています。
たとえば、ドラクエ10は様々な職業があるので、全ての職業をレベル99にするには時間がかかります。
しかし、必ずしも全ての職業をレベル99にしなくてもやっていけます。
そういう幅広い特性の人が共存できる世界を作っているのには感動します。

前回も書きましたがver4も発売されますので是非このタイミングでプレーしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにドラクエ10は、PC, PlayStation 4,Nintendo Wii U,Nintendo Switchと様々な媒体で遊べます。


ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン

もう5年くらい前になりますが、当時wiiで発売していたドラクエ10を購入してプレーしていました。
1年弱遊び続けてから引退していました。
そして先日のドラクエ11の楽しさからもう一度ドラクエ10をしようと思いちょうどいいタイミングで発売されたPS4版のドラクエ10を購入して復帰しました。
このPS4版は、現在開発されているver1~3でのオールワンパックなのでとても復帰しやすかったです。
以前遊んだキャラも生きていたので何の問題もなく始められました。

今回は、ver2について主に書きたいと思います。
復帰は4年ぶりくらいなのでストーリーから操作からすべて初心者とあまり変わらない状況でした。
しかし、ver1含めてver2は、ストーリーに合わせてレベルも容易にあがり、広いマップも簡単に瞬間移動できるのでサクサク進めました。
ネットゲームといえば、ストーリーはそこそこにソーシャルゲームに重きをおいたものが多く、一人で黙々とプレーするには厳しいものでした。
しかし、ドラクエ10はストーリーに比重を置きやすく、ソロプレーも十分できるように設計されているので、ちょっとした空き時間や、自分の自由なタイミングで辞められるというのが私にはとても好ましい環境です。
それでいて、人と交流したいタイミングで自由にできるネットゲームの利点をとりいれたいい作品です。
久しぶりにプレーしてみて、ドラクエ10ってこんなに面白かったっけ?とハッとさせられるものでした。

主人公は、自分で作成したキャラとなりますが、ドラクエにおなじみの勇者ではありません。
勇者はストーリー上他にいます。
ver2では勇者の盟友という立ち位置で勇者ではないけど特別感のある存在として進められます。
ver2のストーリーをプレーするだけでも1本のゲームと同じようなボリュームがあります。
よくネットゲームはストーリーが疎かなイメージがありますが、ドラクエ10はそんなことは全くないのでお勧めです。
また、ver2のストーリーを進めていくうちにシステム上の新要素も追加されていくので常に新鮮な気持ちを味わえました。
ver1では謎だった5大陸の真ん中に位置しているレンダーシアという人間種族の大陸(新マップ)にて繰り広げられる物語はとても没入感がありました。
ver4も発売されますので是非このタイミングでプレーしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにドラクエ10は、PC,PlayStation 4,Nintendo Wii U,Nintendo Switchと様々な媒体で遊べます。


ドラゴンクエスト11過ぎ去りし時を求めて 考察(ネタバレあり)

今回は、ネタバレ全開でいきますので、ご注意ください。
今作は、これまでのシリーズを総括するようなストーリーでした。
私個人は、今作のストーリーを3部と見立てています。
【第一部】導かれし者たち
タイトル勝手につけましたw
ただ、トロフィーにもあるのであながち遠くはないかとw
今作は、7名+1名(後に仲間になるネタバレ的な存在)の仲間が登場します。
第一部は、7名仲間にしてからオーブを集め、祭壇から命の大樹に行きます。
ここでは、勇者の剣を手に入れるのですが、魔王ウルノーガに横取りされ、仲間全員殺されかけ、命の大樹崩壊=世界の崩壊をされてしまう…
というところで終わります。

【第二部】再開→魔王討伐
ここでは、第一部での誤解が解けたグレイグ(パラディン)が仲間になるという大きなイベントから始まります。
そこから順調に仲間と再開していくのですが…
最後にベロニカ(魔法使い)が魔王の攻撃から仲間を守るために犠牲になったという事実を知ります。
そして、双子の妹であるセーニャ(僧侶)がベロニカの力も継承し、賢者になるので途端にかなり強くなります!
(このシーンはかなり衝撃的。そして、セーニャの決意による成長を遂げ、名シーンなんじゃないかな。後になかったことになるのですが…)
仲間と合流した一行は魔王を倒します。

ここまでが、多くの攻略サイトで言われるクリア前。
しかし、私はこれをクリアとは位置付けません。
確かにエンディングも流れ、一区切りですが、後に語る第三部で大きくひっくり返されるのと、サブタイトルになる大きな出来事があるからです。

【第三部】過ぎ去りし時を求めて
魔王を討伐し、平和を取り戻しましたが、世界各地の街や城は壊れ、ベロニカはじめ多くの人が死に代償が大きすぎました。
そこで、突如現れた遺跡をもとに辿り着いた先で時を巻き戻せる方法が見つかります。
ここで、代償をリセットしつつ魔王を倒すため、現在の仲間や事実との別れをするという大きな選択に迫られます。
実際、過去をやり直す選択をし、勇者だけが旅立ちます。(これができるのは勇者のみなので、現在の仲間と別れるということ。)

過去(命の大樹到達前)に戻った勇者は、過去の仲間たちと再開します。(過去の仲間たちはそのことを当然知らず、何だか強くなっているし、いろんなことを知っているかのように平然と振る舞う勇者を不思議に思っています。)
もちろんベロニカも生きているので、別名ベロニカ生存ルートとも呼ばれていますね。
過去をやり直すことにより、命の大樹でやられず難を逃れます。
そして、魔王を割と簡単に倒します。
(魔王は、いにしえの勇者ローシュの仲間で魔法使いウラノスでしたが、邪神を倒した直後の邪気を吸って、もともとあった危うい邪心につけ込まれて魔王と化します。
そして、勇者ローシュを殺してしまいます。
所々出てきた預言者は、ウラノスの善意の心でした。)
そこで終わればよかったのですが、第二部までに回収していなかったことがいろいろわかります。
まず、勇者の星と呼ばれていたものが、誰だかわからない何者かに破壊されていました。
ところがこれを壊したのは魔王ウルノーガで、なんとこれがいにしえからの邪神ニズゼルファであったのです。
つまり、壊されるはずの勇者の星(邪神ニズゼルファの体)が魔王を倒し、壊されなかったことにより、邪神が復活してしまったのです。
しかしながら、各地の問題を解決しつつ(第二部の事実を簡単に回収する感じ)仲間と力をあわせて倒します。

実はこのあとがなかなか解釈のわかれるラストなのですが…
なんと過去に行くヒントをくれた時の番人は、いにしえの勇者の仲間で恋人の賢者セニカでした。
そのセニカに現世で役目を終えた勇者の紋章を移し、セニカは過去の生きている勇者と再開するシーンで終わります。

【解釈】
ここまであらすじを書きました。
なぜ書いたのかというとこのあとの解釈が多岐に渡っており、自分なりの解釈も書こうと思ったからです。
まず、勇者とセニカがそれぞれ過去をやり直すことにより、パラレルワールドが出来たのではないかという解釈です。
これにより、
 第二部→天空伝説
 第三部→ロト伝説
と分岐したという説があり、これまでのシリーズを総括するには収まりの良い流れです。

しかし、私は否定しています。
まず、セニカが勇者化し、過去にいったことにより、分岐した説は、否定します。
これは、世間一般では、勇者は裏切られず死んでいないという事実が蔓延していること、末裔である現世の勇者が生まれているという事実があるからです。(勇者の祖父ロウもご先祖様と言っている)
勇者が死んだ事実は、預言者のウラノスに教えられたので、セニカが過去に行き改変した世界が現在という解釈を私はします。

また、時は丸い宝珠のようなものに収まっており、それを壊すことで過去をやり直します。
第三部最初に壊した「時」は、最新のものであり、現在を壊すものと同義であると私は解釈します。(セニカが壊したのは現在を含まない過去の一部。)
つまり、パラレル化しない。
もう一つ根拠として、各イベントで仲間やその他の人々が「前にこんなことがあったような…」という発言や「はじめての感じがしない」など、あたかも記憶が巻き戻った発言があります。
これらを根拠にパラレル化していないということは、シリーズ11→3→2→1や11→6→4→5は、別に起こっていると思われます。
第三部では、実際、天空の剣やロトの剣と思われるものが最終的に二つ存在します。
ロト伝説の複線として、邪神の死に際、「魂は滅びない」(=ゾーマ?)という発言、天空伝説の複線として命の大樹=聖竜(=マスタードラゴン?あるいは、ロト伝説の竜王とも?)という事実もありました。

【終わりに】
あらすじと解釈を書きました。
ドラゴンクエストといえば、単純なストーリーかと思っていましたが、今作やシリーズを通すと案外複雑になってますねw
今回の解釈はいろんな議論がありますが、公式には完全にアナウンスしていないので、自分の腑に落ちるもので落ち着ければそれでいいんじゃないかと思います。
スクエアエニックスのニーアも解釈で割れたりするストーリーだったし、最近のストーリーの流行りかな?
ネット時代なのでいろんな議論をさせるようにしているのか?
でも、私はそれが面白かったりもしています。
ただ一点、人魚の話だけはフラグが破綻していた…
ドラクエ11は、かなりボリュームもあり、内容も濃く名作だっただけに、この点だけはパッチでも当ててほしい…
この話は感慨深いものだけにもったいなかったと思います…


ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてPS4 総評ネタバレなし

ドラクエは、1~10まですべでプレーしてきました。
そのほかのサブタイトルも多くプレーしてきて、大ファンです。
さて、今回はネタバレなしで記事を書きます。

ドラクエ11は、とにかく長かったですw
自分の場合は、ゆっくりサブクエもこなしながらでしたが、合計110時間かかりました。
いつもはさくっとクリアしたいだけなので20時間くらいでしたが、最近のRPGは長くなってきてるような?
ps4版ですが、グラフィックは綺麗になっているものの基本は、ドラクエ10のようなテイストでした。

【戦闘】
ドラクエ10をやっていた方はわかりますが、ドラクエ10の戦闘システムで自分の位置は、なににも影響しない感じです。(自由に動くことは出来ます。カメラワークを変えられるといった意味合いだけらしいです。)
ドラクエ10をやっていない方は、多少の見た目が違うもののとりあえずは今までのドラクエ的に戦闘ができるシステムです。
また、ドラクエ10にはテンションというシステムで一時的にキャラの能力があがることがありましたが、ドラクエ11ではゾーンという形になっています。
ゾーンに入ったキャラが一人から複数でいろんな連携技が使えます。

【難易度】
ドラクエ11は、最初から公式に縛りプレーも出来て難易度をあげられますが、そんなことをしなくても最後までやるならば結構戦略を組み立てて戦わないと負けます。
もちろん弱い敵もたくさんいますが、自分にとっては手に汗握る戦いを楽しめて満足感がありました。
最後は、結局レベル99(ドラクエ11のレベル99はそんなに大変じゃない。)まであげて1時間半くらいの死闘をしましたw
ただ、予め敵がなにをやってくるか知っていれば、特に状態異常を無効化すれば楽に勝てる敵ばかりだと思います。

【ボリューム】
今回のドラクエはとにかくボリュームがすごい。基本的なグラフィックや魔物、音楽はこれまでの作品を流用して開発コストを抑え、ストーリーに力をいれたような印象でした。
私個人としては、この開発方法に大賛成です。
ドラクエはこれまでの作品で大変素晴らしい著作物が多くあるのでそれをふんだんに使った今作はとても満足しました。
かたやファイナルファンタジーは毎回割と一から作るので特に最新作の15は、少しストーリーに粗があったのが気になっていました。
中には開発サボってる的な意見もあるので人それぞれかもしれませんが、私はドラクエ11のようにストーリー重視(しかし、新しい要素ももちろん多くある。)がいいと思います。
余談ですが、アサシンクリードシリーズのように毎年(今年は違いますが)最新作を出すくらい今まで蓄積してきたものを流用するのはありだと思いました。

【グラフィック、音楽】
上述のようにグラフィックや音楽は今までの作品を昇華させた感じです。
PS4でしかプレーしていませんが、それでもやはりグラフィックは綺麗ですね。
音楽はなつかしの曲も多くはいっています。
実は選曲がストーリーに関わる大きな意味があるかもしれない?と意見があるようですが、本当のところはわかりません。

【操作性、システム】
ドラクエはいつも操作性やシステムがシンプルなので困ったことがありません。
スキルの覚え方が新しいですが、最近は割と多いスキルボードのシステムと本質は変わりないと思います。
ジャンプ(少しだけ段差を乗り越えられる程度)や多くの乗り物(魔物から奪う感じのものや今までのシリーズのような乗り物)があるところは、楽しいです。
歩きだと多少遅くでストレスですが、早く走れる乗り物とかあって、より乗り物の意義が出てきます。

【ストーリー】
今回の記事ではストーリーはネタバレなしですので簡単に。
とにかく長いです。
そこがとても素晴らしい!
そして、ドラクエはさらっとプレーするならば単純に見えるストーリーも実はいろんな複線が張ってあって深かったりするんです。
今作もネットではいろんな説が考察されるにいたる終わり方ともいえますが、私は単純に正統派RPGとみても問題ないと考えています。
勧善懲悪の王道な物語ですね。
しかし、細かいところに様々な登場人物の感情が描写されていて大変面白く、そして感動、心を揺さぶられるような物語です。
次回は、ストーリーについてネタバレありで考察をいれたいと思います。

【総括】
ドラクエは全てプレーしてきましたが、6~10はどちらかといえば、今までやってきたからと惰性でやっていたところがありました。
しかし、11はかなりのクオリティです。
ニーアや今のドラクエ10のプロデューサーが同じというところもあり、特にストーリーに深みがある印象です。何がプレーヤーにとって満足なのか見えている。きっと優秀なんだろうなーって思います。
DS3版は、もちろんグラフィックでは劣るようですが、すれ違い通信やダウンロードコンテンツなどあり、少し付加価値を付けていますね。
基本は、PS4と一緒のようです。


ニーアオートマタ(NieR:Automata)PS4

本当に待ち望んでました!
前作ニーアレプリカント(ゲシュタルト)が本当に名作で、今作はどうなるのだろうとわくわくしていました。
前作の記事はコチラ
※アップデートしていたつもりが、中途半端な記事になっていました;

前作は、西暦3300~3400頃であるのに対し、本作は、11945年頃とされています。

すでに様々な情報はあるので端的に言ってしまうと。。。
人間vsエイリアン→アンドロイドvs機械生命体
という人間とエイリアンの代理戦争という構図です。

本作は、前作をプレーしていなくても問題なく遊べるようにされていますが、やはり前作を遊んでいたほうが感情移入できます。
さて、ここからネタバレがあるので読む方は要注意です。

結果的にいうと、人間もエイリアンも滅んでいました。
つまり、残されたアンドロイドと機械生命体(エイリアンを滅ぼした張本人ですが。。。)が意味もなく憎しみ合い殺しあうという虚しさがこの物語にはあります。
アンドロイドは、上層部に人間が滅んでいるという事実を知らされないまま人間が月にいると信じて戦う。
機械生命体は、ただただアンドロイドを破壊するということを目的に進化しようとするがために、アンドロイドの存在自体も必要不可欠であるという矛盾を抱えたまま戦う。
両者なんのために戦っているのか?という葛藤をプレーヤーには印象付けたと思います。

ちょっと立ち返って、実はこれはリアルの人間に対する問題提起なのでは?と勘ぐってしまいました。
結局戦争とは、何のために戦っているのかわからなくなってくるものだと。。。

アンドロイドは結局人間じゃない。そんなイメージをはじめは抱えたままストーリーを進めていきましたが、後半はもう人間もアンドロイドもないのではないかと複雑な感情になっていきました。
そして、当初意思疎通が図りにくいわけのわからない存在である機械生命体にも様々な葛藤があり、戦争の構図そのものをみているようでした。
結局戦争とは、理解できない相手への恐れから攻撃的になり、戦争が起こると。。。

本作はエンディングがA~Zまであり、(ほとんどネタエンドw)非常に深く楽しめます。
そもそも3周することが基本のストーリーですが、3周目は、周回プレーというより、1~2周が序章、3周目が終章という感じw
主人公も3名立ち代るところもおもしろい。
ラストは、場面が何度も切り替え切り替え本当に興奮するほどの面白さでした。(これはプレーするしか体験できないおもしろさ!)
ストーリー総評としては、スッキリ!というものではありません。
見方によってはハッピーエンド、見方によってはバッドエンド。
私は、とにかく哀愁という感情、栄枯盛衰という感想を持ちました。
結局何かが栄え、何かが滅ぶ、これを繰り返すのかなと。
本作は、前作同様どこに感情の落としどころを持つのかプレーヤーにゆだねられている感じがありますね。

ちょっと残念ポイントは、前作の登場人物はサブ扱いなので、いなくてもほとんど変わらないというところでしょうか。
これは、本作から遊ぶ人にとっては良い点でもありますが。
また、本作も本編のみでは解釈しがたいところが多々あり、設定資料頼みというところでしょうか。
これはこれで深みがあって面白いですけどねw

アクションは前作から飛躍的に面白くなっていますね。
これは前作とは違う会社が作ったからだといわれております。
風景も哀愁漂うとても好きな世界観です。
前作の音楽も非常に好きだったのですが、今作はほとんどの音楽がヒット作といえるくらい名曲だらけだなと感じました。
前作が前作なだけに衝撃度は、前作のほうが上ですがやはり、本作も普通の作品と違う予定調和なところがないのは好感が持てます。

次回作が出るのかというともう今作で完結なのかな?といったつくりでしたね。
それはそれでありだと個人的には思います。
商業的には次回作ありで作ったほうがメリットがあります。
しかし、ニーアシリーズにはそれを感じさせない破天荒なところがあるのでより好きな作品です。
やっぱり買ってよかったと思えた作品でした。


ニーアレプリカント(PS3)総評2

前回に続き総評をしたいと思います。
今回は、ネタバレあります。
【物語本編(ネタバレあり)】※複雑な設定ということもあり、個人の解釈も加わってもしかしたら少し異なる部分もあるかもしれませんので、もしあれば指摘ください。
(プロローグ)
2049年/2053年(ゲシュタルト / レプリカント)の廃墟化した東京。
主人公ニーアと妹(ゲシュタルトでは娘)ヨナは逃げ込んだスーパーマーケットで次々と来る正体不明の怪物に襲われ、ニーアがそれを撃退する。しかしヨナは力尽きてしまい、ニーアは絶望するところかはじまります。
(少年期(ゲシュタルトでは終始大人なので前半部))
およそ3350~3450年、人々は「黒文病」と呼ばれる不治の病と「マモノ」と呼ばれる怪物の襲撃に生活を脅かされています。
内容をしらない初見プレーヤーは、荒廃した東京からいきなり、田舎の村や平原や山に場面が変わるのできょとんとするかもしれませんw
ちなみに私はずっとそのもやもやを抱えながら最後までプレーしていました。
話は戻って、ある片田舎の村にニーアとヨナは暮らしており、村長的存在の双子の姉妹デボル・ポポルに仕事をもらって生計を立てていました。
しかしヨナが黒文病を発症、治す手段を探すべくニーアは旅に出ます。
旅の途中、「白の書」や女戦士カイネ、少年エミールと出会い、仲間になります。
しかしヨナが「黒の書」を引き連れた「魔王」と呼ばれる者にさらわれてしまいます。
(青年期(ゲシュタルトでは終始大人なので後半部))
5年後。前半部でカイネが石化したり、エミールは、人間兵器で姉のハルアの力を吸収して、骸骨のように姿は変わったり、その力でカイネの石化を解くなどいろいろあります…
そして、デボル・ポポルのヒントを頼りに、ヨナ救出へと魔王の城へ向かいます。
(真相)
魔王の城にて、デボル・ポポルが立ちふさがり真相を告げられます。
プレーしているときはやっといろいろわかるのでほっとしますw
『ここにいる全ての者が人間に作られた人間もどき(レプリカント)』ということを知ります。
1300年~1400年前、世界に蔓延した病から逃れる方法を人類は見つけ出しました。
それは人間から魂と肉体を引き離す、というもので「ゲシュタルト計画」として進められてきました。
つまりニーアたちがマモノと認識していた存在こそが「ゲシュタルト体」であり、魂として崩壊してしまった人間の成れの果て。(いわゆる失敗…)
ニーアたちはゲシュタルト体の器たる「レプリカント体」でした。
魔王とは、ニーア(レプリカント)のもとの魂(ゲシュタルト)であり、プロローグの主人公と同一人物であると知ります。
ヨナ(レプリカント)を連れ去ったのは、もとの魂(ゲシュタルト)の器として元に戻すためだったのですね。
エンディングは、4種類ありますが、どれも結局は魔王が(ゲシュタルトニーア)が死に、ゲシュタルトヨナも死にます。
(解釈・考察)
本編をやっただけでなんとなくわからなかったのですが、設定資料などの参考文献が様々あり、やっと大枠はつかめましたので少し書きます。
・なぜ、オリジナルのニーア(ゲシュタルト)が魔王と呼ばれるのか…
それは、1300年~1400年前、人間から魂と肉体を引き離す「ゲシュタルト計画」を実現するために研究者たちが、身寄りのない子供たち(失敗リスクがあるので抗議されないようにするため)に「黒の書」を配っていました。
「黒の書」に触れると人間から魂と肉体が離れます。(プロローグは、絶望したニーアが仕方なく触れたシーンなのですね。)
この「黒の書」、触れても魂がどうしても不安定で崩壊(マモノ化)してしまうのです。
ところが、ニーアだけは、崩壊せず、安定しました。
後にも先にもニーアが唯一崩壊を免れた個体だったこともあり、魔王と呼ばれています。
ちなみに魔王は、他のゲシュタルトを安定化させる力を持っています。
・黒文病とは…
これは、もとの魂(ゲシュタルト)が崩壊しかかっているときにレプリカント体に発病します。
・デボル・ポポルとは…
人類がレプリカントを管理するために作ったアンドロイド。
寿命がきたレプリカントを繰り返し製造し、あの片田舎の村へ投入し続けていました。
ちなみにはじめは自我のなかったレプリカントが徐々に自我に目覚めたそうです。
このお話の悲劇は、単なる人形から自我をもった人間となってしまったために、魂(ゲシュタルト)が戻ることを阻止されてしまったところにあります。
・結局ハッピーエンド?バッドエンド?
どちら視点でみるかにもよりますがレプリカントとしては、短期視点で見れば勝利、ゲシュタルトとしては完全に失敗。
2周目には、ゲシュタルト視点の映像が追加されていて、かなり衝撃を受けますが、完全に敵だと思っていたマモノ(ゲシュタルト)が悲鳴をあげて次々とレプリカントに倒されていきます。
1周目と同じシーンなのにここまで違った感情になるのは大変衝撃的でした。
ゲシュタルト体を安定化することのできる唯一の存在である魔王を倒してしまったために、このあとレプリカントは製造されません。
そして、レプリカントは生殖機能がないため、現行のレプリカントの命で人類は死に絶えます。
よって、短期視点では勝利のように見えますが、人類全体としては、救いようのない状態になったといえます。
本作は、「一人のために、全てを滅ぼせ」というキャッチコピーがあるのですが、まさにその通りとなりますね。

【総評2】
本作は、1周目と2周目の視点の違いが衝撃的でかなりおもしろい。
最後ハッピーなんだかバッドなんだかわからず混乱しました。
しかしいろいろ調べていくうちにやっと理解できました。
ちなみに本編だけだと人類滅亡確定のような感じですが、続編のニーアオートマタも出ることもあり、なんらかの救済手段があったようですね。
続編では、人間は月に逃げているようですw
とにかく音楽がよく、ストーリーにものめりこめておもしろいにつきますね。
ゲームを浅くやっていきたい方にとっては、重く、わかりづらいものになっているかもしれませんが…
私は、おおもとのドラッグオンドラグーンより面白いと思いましたね!
続編は必ずプレーしようと思います!


ニーアレプリカント(PS3)総評1

本作は、隠れた名作として評判がよかったのと、関連作であるドラッグオンドラグーンが好きだったのでプレーしてみました。
また、17年2月23日にニーアオートマタとして続編が出ることも知っていたので興味がありました。
Xbox360版だとニーアゲシュタルトという名前で発売しています。

【概要】
アクションRPGです。
アクションが苦手な方は、難易度設定で変えられます。
また、前述の初代ドラッグオンドラグーン(無印あるいは、1)には、いくつかエンディングが存在するのですが、その中の一つとつながったお話です。
繋がっているとはいっても、ほとんど前作の話は出てこないので完全オリジナルという考え方でも問題ないと思います。
ただ製作陣はほぼ一緒なのでテイストは似ています。
内容はシリアスですが、そういう内容の方が私は、感情移入できます。
本作もエンディングが複数あり、難解なストーリーの面もあったので、クリア後いろいろな解釈を見ながら自身の中で考えを消化していきました。
以下、プレーしたことのないかたに配慮し専門用語をなるべく使わないように物語概要をかきました。

【物語序章(ネタバレなし)】
ドラッグオンドラグーンは、中世風のファンタジー世界が舞台でしたが、主人公とラスボスにあたるドラゴンが現代世界(新宿)にワープしたところからから始まります。そして、自衛隊がドラゴンや主人公を撃墜して両者は、死にます。

ところが、そのドラゴンのウイルスが原因で謎の病気が蔓延してしまい、人類滅亡の危機に陥ります。
その後文献ではいろいろあるようですが…
そこは、ネタバレもあり次回に回します。

【総評1】
次回はネタバレありで書きますがこれからプレーする方は、ここまでで買うのか判断材料のひとつにしてみてください。
私個人としては大変楽しかったです。
音楽よし、自我とは何かをを考えさせられるということ(次回をみればわかるかも?)や意外性のあるストーリーにのめり込みました。
間違いなく今までのゲームのなかで上位に入ります。
続く…


ドラゴンクエストヒーローズ PS3 PS4

ドラゴンクエストと無双シリーズ(コーエーテクモ)はほとんどすべてプレーしてきました。
そして待ちに待った通称ドラクエ無双!

およそ50時間でクリア&クエスト全クリア(配信は順次なので配信済のものまで)しました。
クリアのみならば30時間でいけますね。

学生の頃は本当に貧乏だったので1~2日ですぐクリアして売って2000円程度で新作をプレーするという技を使っていました。
その癖がいまも残っていてすぐにクリアしちゃいます。
大人になるにつれて極めるということを本当にしなくなってきました。
しかし、久々にオールクリアしましたね。
まあ、レベル99までは遠いのでやっていませんが、やってもいいかなと思える作品でした。

ゲーム自体は生産性がなく時間だけが過ぎて行きます。
でも、ゲームは楽しい!
そこで、どこで自分が満足するかの最低ラインを作った結果、極めることまではしなくて一通りやった感を自分に持たせることにしたのですね。
だいたいのゲームは50時間、およそまる二日あれば一通りやった感はでますね。

さて、脱線しましたが、ドラゴンクエストヒーローズは、三国無双や戦国無双と違って、戦略的に全体の士気を考えて戦う要素が少し薄くて、普通のアクションRPGっぽいですね。
ただ、モンスターを使って戦わせるような多少全体をみるパートはあります。
最初は本当に敵が弱くてこのまま最後まで行くのかと思いきやしっかり最後は強くて苦戦しました。
よって、結果的にレベル上げも兼ねてクエスト(サブイベントのようなもの)をたくさんやったって感じなのです。
無双的な爽快感はあるようなないようなでしたw
というのもボスや中ボスクラスの敵がそこそこいて、バッサバッサ切り倒せないからですw

配信クエストやクリア後強くてスタートという難易度アップで最初からできる工夫はいいなと思いました。
また、音楽は懐かしの音楽をリニューアルしているので聴き応えはあります。
ストーリーはドラクエの王道って感じなのですが、大人となった私には面白みを感じませんでした。
それはそれで悲しいですねw
もったいないなと思うのはキャラクターが結構多いのにそれをフル活用できていない点ですね。
いくらキャラクターが増えても使えるのは4人まで。
三国無双や戦国無双のように使っていないキャラもほかの場所で全員で戦っている感じがほしかったなって思いました。
そういう意味で無双というよりは普通のアクションRPGなのかなーって感じたのです。
しかし、ワンピース無双のように2や3が出て発展する余地は大いにありそうです!