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ドラゴンクエスト11過ぎ去りし時を求めて 考察(ネタバレあり)

今回は、ネタバレ全開でいきますので、ご注意ください。
今作は、これまでのシリーズを総括するようなストーリーでした。
私個人は、今作のストーリーを3部と見立てています。
【第一部】導かれし者たち
タイトル勝手につけましたw
ただ、トロフィーにもあるのであながち遠くはないかとw
今作は、7名+1名(後に仲間になるネタバレ的な存在)の仲間が登場します。
第一部は、7名仲間にしてからオーブを集め、祭壇から命の大樹に行きます。
ここでは、勇者の剣を手に入れるのですが、魔王ウルノーガに横取りされ、仲間全員殺されかけ、命の大樹崩壊=世界の崩壊をされてしまう…
というところで終わります。

【第二部】再開→魔王討伐
ここでは、第一部での誤解が解けたグレイグ(パラディン)が仲間になるという大きなイベントから始まります。
そこから順調に仲間と再開していくのですが…
最後にベロニカ(魔法使い)が魔王の攻撃から仲間を守るために犠牲になったという事実を知ります。
そして、双子の妹であるセーニャ(僧侶)がベロニカの力も継承し、賢者になるので途端にかなり強くなります!
(このシーンはかなり衝撃的。そして、セーニャの決意による成長を遂げ、名シーンなんじゃないかな。後になかったことになるのですが…)
仲間と合流した一行は魔王を倒します。

ここまでが、多くの攻略サイトで言われるクリア前。
しかし、私はこれをクリアとは位置付けません。
確かにエンディングも流れ、一区切りですが、後に語る第三部で大きくひっくり返されるのと、サブタイトルになる大きな出来事があるからです。

【第三部】過ぎ去りし時を求めて
魔王を討伐し、平和を取り戻しましたが、世界各地の街や城は壊れ、ベロニカはじめ多くの人が死に代償が大きすぎました。
そこで、突如現れた遺跡をもとに辿り着いた先で時を巻き戻せる方法が見つかります。
ここで、代償をリセットしつつ魔王を倒すため、現在の仲間や事実との別れをするという大きな選択に迫られます。
実際、過去をやり直す選択をし、勇者だけが旅立ちます。(これができるのは勇者のみなので、現在の仲間と別れるということ。)

過去(命の大樹到達前)に戻った勇者は、過去の仲間たちと再開します。(過去の仲間たちはそのことを当然知らず、何だか強くなっているし、いろんなことを知っているかのように平然と振る舞う勇者を不思議に思っています。)
もちろんベロニカも生きているので、別名ベロニカ生存ルートとも呼ばれていますね。
過去をやり直すことにより、命の大樹でやられず難を逃れます。
そして、魔王を割と簡単に倒します。
(魔王は、いにしえの勇者ローシュの仲間で魔法使いウラノスでしたが、邪神を倒した直後の邪気を吸って、もともとあった危うい邪心につけ込まれて魔王と化します。
そして、勇者ローシュを殺してしまいます。
所々出てきた預言者は、ウラノスの善意の心でした。)
そこで終わればよかったのですが、第二部までに回収していなかったことがいろいろわかります。
まず、勇者の星と呼ばれていたものが、誰だかわからない何者かに破壊されていました。
ところがこれを壊したのは魔王ウルノーガで、なんとこれがいにしえからの邪神ニズゼルファであったのです。
つまり、壊されるはずの勇者の星(邪神ニズゼルファの体)が魔王を倒し、壊されなかったことにより、邪神が復活してしまったのです。
しかしながら、各地の問題を解決しつつ(第二部の事実を簡単に回収する感じ)仲間と力をあわせて倒します。

実はこのあとがなかなか解釈のわかれるラストなのですが…
なんと過去に行くヒントをくれた時の番人は、いにしえの勇者の仲間で恋人の賢者セニカでした。
そのセニカに現世で役目を終えた勇者の紋章を移し、セニカは過去の生きている勇者と再開するシーンで終わります。

【解釈】
ここまであらすじを書きました。
なぜ書いたのかというとこのあとの解釈が多岐に渡っており、自分なりの解釈も書こうと思ったからです。
まず、勇者とセニカがそれぞれ過去をやり直すことにより、パラレルワールドが出来たのではないかという解釈です。
これにより、
 第二部→天空伝説
 第三部→ロト伝説
と分岐したという説があり、これまでのシリーズを総括するには収まりの良い流れです。

しかし、私は否定しています。
まず、セニカが勇者化し、過去にいったことにより、分岐した説は、否定します。
これは、世間一般では、勇者は裏切られず死んでいないという事実が蔓延していること、末裔である現世の勇者が生まれているという事実があるからです。(勇者の祖父ロウもご先祖様と言っている)
勇者が死んだ事実は、預言者のウラノスに教えられたので、セニカが過去に行き改変した世界が現在という解釈を私はします。

また、時は丸い宝珠のようなものに収まっており、それを壊すことで過去をやり直します。
第三部最初に壊した「時」は、最新のものであり、現在を壊すものと同義であると私は解釈します。(セニカが壊したのは現在を含まない過去の一部。)
つまり、パラレル化しない。
もう一つ根拠として、各イベントで仲間やその他の人々が「前にこんなことがあったような…」という発言や「はじめての感じがしない」など、あたかも記憶が巻き戻った発言があります。
これらを根拠にパラレル化していないということは、シリーズ11→3→2→1や11→6→4→5は、別に起こっていると思われます。
第三部では、実際、天空の剣やロトの剣と思われるものが最終的に二つ存在します。
ロト伝説の複線として、邪神の死に際、「魂は滅びない」(=ゾーマ?)という発言、天空伝説の複線として命の大樹=聖竜(=マスタードラゴン?あるいは、ロト伝説の竜王とも?)という事実もありました。

【終わりに】
あらすじと解釈を書きました。
ドラゴンクエストといえば、単純なストーリーかと思っていましたが、今作やシリーズを通すと案外複雑になってますねw
今回の解釈はいろんな議論がありますが、公式には完全にアナウンスしていないので、自分の腑に落ちるもので落ち着ければそれでいいんじゃないかと思います。
スクエアエニックスのニーアも解釈で割れたりするストーリーだったし、最近のストーリーの流行りかな?
ネット時代なのでいろんな議論をさせるようにしているのか?
でも、私はそれが面白かったりもしています。
ただ一点、人魚の話だけはフラグが破綻していた…
ドラクエ11は、かなりボリュームもあり、内容も濃く名作だっただけに、この点だけはパッチでも当ててほしい…
この話は感慨深いものだけにもったいなかったと思います…


ニーアオートマタ(NieR:Automata)PS4

本当に待ち望んでました!
前作ニーアレプリカント(ゲシュタルト)が本当に名作で、今作はどうなるのだろうとわくわくしていました。
前作の記事はコチラ
※アップデートしていたつもりが、中途半端な記事になっていました;

前作は、西暦3300~3400頃であるのに対し、本作は、11945年頃とされています。

すでに様々な情報はあるので端的に言ってしまうと。。。
人間vsエイリアン→アンドロイドvs機械生命体
という人間とエイリアンの代理戦争という構図です。

本作は、前作をプレーしていなくても問題なく遊べるようにされていますが、やはり前作を遊んでいたほうが感情移入できます。
さて、ここからネタバレがあるので読む方は要注意です。

結果的にいうと、人間もエイリアンも滅んでいました。
つまり、残されたアンドロイドと機械生命体(エイリアンを滅ぼした張本人ですが。。。)が意味もなく憎しみ合い殺しあうという虚しさがこの物語にはあります。
アンドロイドは、上層部に人間が滅んでいるという事実を知らされないまま人間が月にいると信じて戦う。
機械生命体は、ただただアンドロイドを破壊するということを目的に進化しようとするがために、アンドロイドの存在自体も必要不可欠であるという矛盾を抱えたまま戦う。
両者なんのために戦っているのか?という葛藤をプレーヤーには印象付けたと思います。

ちょっと立ち返って、実はこれはリアルの人間に対する問題提起なのでは?と勘ぐってしまいました。
結局戦争とは、何のために戦っているのかわからなくなってくるものだと。。。

アンドロイドは結局人間じゃない。そんなイメージをはじめは抱えたままストーリーを進めていきましたが、後半はもう人間もアンドロイドもないのではないかと複雑な感情になっていきました。
そして、当初意思疎通が図りにくいわけのわからない存在である機械生命体にも様々な葛藤があり、戦争の構図そのものをみているようでした。
結局戦争とは、理解できない相手への恐れから攻撃的になり、戦争が起こると。。。

本作はエンディングがA~Zまであり、(ほとんどネタエンドw)非常に深く楽しめます。
そもそも3周することが基本のストーリーですが、3周目は、周回プレーというより、1~2周が序章、3周目が終章という感じw
主人公も3名立ち代るところもおもしろい。
ラストは、場面が何度も切り替え切り替え本当に興奮するほどの面白さでした。(これはプレーするしか体験できないおもしろさ!)
ストーリー総評としては、スッキリ!というものではありません。
見方によってはハッピーエンド、見方によってはバッドエンド。
私は、とにかく哀愁という感情、栄枯盛衰という感想を持ちました。
結局何かが栄え、何かが滅ぶ、これを繰り返すのかなと。
本作は、前作同様どこに感情の落としどころを持つのかプレーヤーにゆだねられている感じがありますね。

ちょっと残念ポイントは、前作の登場人物はサブ扱いなので、いなくてもほとんど変わらないというところでしょうか。
これは、本作から遊ぶ人にとっては良い点でもありますが。
また、本作も本編のみでは解釈しがたいところが多々あり、設定資料頼みというところでしょうか。
これはこれで深みがあって面白いですけどねw

アクションは前作から飛躍的に面白くなっていますね。
これは前作とは違う会社が作ったからだといわれております。
風景も哀愁漂うとても好きな世界観です。
前作の音楽も非常に好きだったのですが、今作はほとんどの音楽がヒット作といえるくらい名曲だらけだなと感じました。
前作が前作なだけに衝撃度は、前作のほうが上ですがやはり、本作も普通の作品と違う予定調和なところがないのは好感が持てます。

次回作が出るのかというともう今作で完結なのかな?といったつくりでしたね。
それはそれでありだと個人的には思います。
商業的には次回作ありで作ったほうがメリットがあります。
しかし、ニーアシリーズにはそれを感じさせない破天荒なところがあるのでより好きな作品です。
やっぱり買ってよかったと思えた作品でした。


ドラゴンクエストヒーローズ2 PS4

ドラゴンクエストヒーローズ1をやったこともあり、2を自然な流れで買いましたw
今回ニンテンドースイッチが出たこともあり、2のレビューをしたいと思います。

ドラゴンクエストヒーローズは、コーエーテクモの無双シリーズとドラクエがコラボしたものとなります。
無双シリーズは、個人的にゲームの楽しさを今一度思い出させてくれた作品で、
これまでも真三國無双や戦国無双など様々な無双シリーズをプレーしてきました。

さて、ドラゴンクエストヒーローズというと、完全にオリジナルストーリーであり、
別世界からドラクエシリーズの勇者以外のキャラクターが登場するというコンセプトです。
1と2の違いは、ストーリーと戦場が違うだけ?といった感じですかね。
どちらから始めても何も問題ないかなと思います。

個人的な意見として、正直言うと1から思っていたことですが、ドラクエキャラありきのストーリーにしようとしているので
なんともストーリーが浅く、滑稽な感じを覚えてしまいます。
しかしながら、ドラクエをやってきた人にとっては懐かしさを感じさせてくれることは確実です。
よって、このゲームにはストーリーを求めてはいけないと感じますw
その代わり、ドラクエキャラを使って無双するという楽しさはあります。
ただ、結局オリジナルキャラである、主人公(男女)を使ってしまうのですが。。。
また、ドラクエはなんといってもモンスターがかわいらしく魅力的。
スライムの質を感じながら叩き切るのは爽快です。
他にもおなじみのモンスターがわらわらいるので、テンション上がります。
また、ドラクエの音楽も楽しめるのは最高です。

操作性は、無双シリーズコラボということもあり、良いと思います。
爽快感とむずかしさのバランスはよく、物足りなければ難易度をあげて挑むことも可能です。
無双シリーズすべてに言えることですが、結局同じキャラばかり操作することになってしまいますね。。。
様々なキャラをうまく使う必要性がでるような作りは今までも試行錯誤されているようですが、求められるのかなと感じます。

無双シリーズは、もともと歴史で本当に起こった戦場をあたかも追体験しているような魅力を感じていました。
本作は、どちらかというとアクションRPGとしてとらえるのがいいのかなと思います。

PS3,PS4,PSvita、ニンテンドースイッチと様々な媒体で遊べるのはいいですよね。
特にニンテンドースイッチは、1,2セットになっているのでお得感がありますね!


ニーアレプリカント(PS3)総評2

前回に続き総評をしたいと思います。
今回は、ネタバレあります。
【物語本編(ネタバレあり)】※複雑な設定ということもあり、個人の解釈も加わってもしかしたら少し異なる部分もあるかもしれませんので、もしあれば指摘ください。
(プロローグ)
2049年/2053年(ゲシュタルト / レプリカント)の廃墟化した東京。
主人公ニーアと妹(ゲシュタルトでは娘)ヨナは逃げ込んだスーパーマーケットで次々と来る正体不明の怪物に襲われ、ニーアがそれを撃退する。しかしヨナは力尽きてしまい、ニーアは絶望するところかはじまります。
(少年期(ゲシュタルトでは終始大人なので前半部))
およそ3350~3450年、人々は「黒文病」と呼ばれる不治の病と「マモノ」と呼ばれる怪物の襲撃に生活を脅かされています。
内容をしらない初見プレーヤーは、荒廃した東京からいきなり、田舎の村や平原や山に場面が変わるのできょとんとするかもしれませんw
ちなみに私はずっとそのもやもやを抱えながら最後までプレーしていました。
話は戻って、ある片田舎の村にニーアとヨナは暮らしており、村長的存在の双子の姉妹デボル・ポポルに仕事をもらって生計を立てていました。
しかしヨナが黒文病を発症、治す手段を探すべくニーアは旅に出ます。
旅の途中、「白の書」や女戦士カイネ、少年エミールと出会い、仲間になります。
しかしヨナが「黒の書」を引き連れた「魔王」と呼ばれる者にさらわれてしまいます。
(青年期(ゲシュタルトでは終始大人なので後半部))
5年後。前半部でカイネが石化したり、エミールは、人間兵器で姉のハルアの力を吸収して、骸骨のように姿は変わったり、その力でカイネの石化を解くなどいろいろあります…
そして、デボル・ポポルのヒントを頼りに、ヨナ救出へと魔王の城へ向かいます。
(真相)
魔王の城にて、デボル・ポポルが立ちふさがり真相を告げられます。
プレーしているときはやっといろいろわかるのでほっとしますw
『ここにいる全ての者が人間に作られた人間もどき(レプリカント)』ということを知ります。
1300年~1400年前、世界に蔓延した病から逃れる方法を人類は見つけ出しました。
それは人間から魂と肉体を引き離す、というもので「ゲシュタルト計画」として進められてきました。
つまりニーアたちがマモノと認識していた存在こそが「ゲシュタルト体」であり、魂として崩壊してしまった人間の成れの果て。(いわゆる失敗…)
ニーアたちはゲシュタルト体の器たる「レプリカント体」でした。
魔王とは、ニーア(レプリカント)のもとの魂(ゲシュタルト)であり、プロローグの主人公と同一人物であると知ります。
ヨナ(レプリカント)を連れ去ったのは、もとの魂(ゲシュタルト)の器として元に戻すためだったのですね。
エンディングは、4種類ありますが、どれも結局は魔王が(ゲシュタルトニーア)が死に、ゲシュタルトヨナも死にます。
(解釈・考察)
本編をやっただけでなんとなくわからなかったのですが、設定資料などの参考文献が様々あり、やっと大枠はつかめましたので少し書きます。
・なぜ、オリジナルのニーア(ゲシュタルト)が魔王と呼ばれるのか…
それは、1300年~1400年前、人間から魂と肉体を引き離す「ゲシュタルト計画」を実現するために研究者たちが、身寄りのない子供たち(失敗リスクがあるので抗議されないようにするため)に「黒の書」を配っていました。
「黒の書」に触れると人間から魂と肉体が離れます。(プロローグは、絶望したニーアが仕方なく触れたシーンなのですね。)
この「黒の書」、触れても魂がどうしても不安定で崩壊(マモノ化)してしまうのです。
ところが、ニーアだけは、崩壊せず、安定しました。
後にも先にもニーアが唯一崩壊を免れた個体だったこともあり、魔王と呼ばれています。
ちなみに魔王は、他のゲシュタルトを安定化させる力を持っています。
・黒文病とは…
これは、もとの魂(ゲシュタルト)が崩壊しかかっているときにレプリカント体に発病します。
・デボル・ポポルとは…
人類がレプリカントを管理するために作ったアンドロイド。
寿命がきたレプリカントを繰り返し製造し、あの片田舎の村へ投入し続けていました。
ちなみにはじめは自我のなかったレプリカントが徐々に自我に目覚めたそうです。
このお話の悲劇は、単なる人形から自我をもった人間となってしまったために、魂(ゲシュタルト)が戻ることを阻止されてしまったところにあります。
・結局ハッピーエンド?バッドエンド?
どちら視点でみるかにもよりますがレプリカントとしては、短期視点で見れば勝利、ゲシュタルトとしては完全に失敗。
2周目には、ゲシュタルト視点の映像が追加されていて、かなり衝撃を受けますが、完全に敵だと思っていたマモノ(ゲシュタルト)が悲鳴をあげて次々とレプリカントに倒されていきます。
1周目と同じシーンなのにここまで違った感情になるのは大変衝撃的でした。
ゲシュタルト体を安定化することのできる唯一の存在である魔王を倒してしまったために、このあとレプリカントは製造されません。
そして、レプリカントは生殖機能がないため、現行のレプリカントの命で人類は死に絶えます。
よって、短期視点では勝利のように見えますが、人類全体としては、救いようのない状態になったといえます。
本作は、「一人のために、全てを滅ぼせ」というキャッチコピーがあるのですが、まさにその通りとなりますね。

【総評2】
本作は、1周目と2周目の視点の違いが衝撃的でかなりおもしろい。
最後ハッピーなんだかバッドなんだかわからず混乱しました。
しかしいろいろ調べていくうちにやっと理解できました。
ちなみに本編だけだと人類滅亡確定のような感じですが、続編のニーアオートマタも出ることもあり、なんらかの救済手段があったようですね。
続編では、人間は月に逃げているようですw
とにかく音楽がよく、ストーリーにものめりこめておもしろいにつきますね。
ゲームを浅くやっていきたい方にとっては、重く、わかりづらいものになっているかもしれませんが…
私は、おおもとのドラッグオンドラグーンより面白いと思いましたね!
続編は必ずプレーしようと思います!


ニーアレプリカント(PS3)総評1

本作は、隠れた名作として評判がよかったのと、関連作であるドラッグオンドラグーンが好きだったのでプレーしてみました。
また、17年2月23日にニーアオートマタとして続編が出ることも知っていたので興味がありました。
Xbox360版だとニーアゲシュタルトという名前で発売しています。

【概要】
アクションRPGです。
アクションが苦手な方は、難易度設定で変えられます。
また、前述の初代ドラッグオンドラグーン(無印あるいは、1)には、いくつかエンディングが存在するのですが、その中の一つとつながったお話です。
繋がっているとはいっても、ほとんど前作の話は出てこないので完全オリジナルという考え方でも問題ないと思います。
ただ製作陣はほぼ一緒なのでテイストは似ています。
内容はシリアスですが、そういう内容の方が私は、感情移入できます。
本作もエンディングが複数あり、難解なストーリーの面もあったので、クリア後いろいろな解釈を見ながら自身の中で考えを消化していきました。
以下、プレーしたことのないかたに配慮し専門用語をなるべく使わないように物語概要をかきました。

【物語序章(ネタバレなし)】
ドラッグオンドラグーンは、中世風のファンタジー世界が舞台でしたが、主人公とラスボスにあたるドラゴンが現代世界(新宿)にワープしたところからから始まります。そして、自衛隊がドラゴンや主人公を撃墜して両者は、死にます。

ところが、そのドラゴンのウイルスが原因で謎の病気が蔓延してしまい、人類滅亡の危機に陥ります。
その後文献ではいろいろあるようですが…
そこは、ネタバレもあり次回に回します。

【総評1】
次回はネタバレありで書きますがこれからプレーする方は、ここまでで買うのか判断材料のひとつにしてみてください。
私個人としては大変楽しかったです。
音楽よし、自我とは何かをを考えさせられるということ(次回をみればわかるかも?)や意外性のあるストーリーにのめり込みました。
間違いなく今までのゲームのなかで上位に入ります。
続く…


ファイナルファンタジー15(PS4) 総評1

ファイナルファンタジーシリーズは、11と新生14以外は、プレーしました。
ここでは、FF15の総評をしたいと思います。
ネタバレをいれていないので買う前の参考になれば幸いです。

今回サブクエストなどをのんびり楽しんだのでおよそ40時間でのクリアとなりました。
【システム】
今までのFFと違いだいぶアクション性が高まりました。
アクションはそんなに不得意でもないので楽しめましたが苦手な方は、難易度でイージーが選べるので心配ないのかもしれません。
システムだけではないのですが、FF15はリアルをだいぶ意識していると感じました。
よって、コマンドで選んでいくような従来のRPGよりはアクション寄りとなったのではないかと思います。
ただ、カメラワークは最後までなかなか慣れずに終わってしまいました。
スピード感があってよかったのですが、反面カメラワークに課題があったように思います。

【グラフィック】
かなりきれいです!
料理も食べたくなるような美しさ!
オープンワールドなので、ムービーとの境目があまりないということもあり、ムービーが粗いという人も中には、いるみたいですが、私個人としては気になりません。
ただ、大きな敵や特にイフリートですが!数値が背景と同化したりカメラワークの問題で見えず、自分がどのくらいダメージを与えているのかわからなくなります…
この点は、ストレスでした。
というか、ダメージが「弱点」「普通」「耐性」の三種類で色が変わるため、それを判断して武器を変えるべきなのですが、ダメージの色が識別出来ないことには対策できません…
一応、今作もライブラはありますが、見破るのに時間がかかったり不確実要素が強くて使いづらいです。

【ストーリー】
映画(本編の前日譚)からの中盤までは、わくわくしっぱなしでした!
ところが、後半になるにつれて、絶望的な状況になってゆく…
エンディングを見てもいまいちわからないことが多くて未消化状態でした。
ネットでいろんな情報をかき集めてやっと腑に落ちたというのが正直なところです。
最近のRPGは、難解過ぎるのが残念なところ。
エンディングをみてグッドかバッドエンディングか、解釈がわかれるように作ったのは面白い点ではありますね。


ペルソナ5 総評(PS4/PS3)


高校の時、友人がペルソナ面白いよっていう言葉をずっと覚えていました。
しかしながら、これまで一度もやったことがありませんでした。
理由というとRPGは、ファンタジー世界であるべきという先入観…
ペルソナのイメージは都市的、現代的でどこか自分のRPGイメージとは違った。
ところが、普段からゲーム配信をよく見るのですがペルソナ5の評判がとにかくいいので、とりあえずやってみることに。

結果としては、とてもいいシリーズを知れて満足しました。
ペルソナ5は、配信禁止ゲームなのでよくわからなかったのですが、特徴としては…
1.フィールドなし、日数経過あり(およそ一年間のお話)
2.ダンジョンあり(ペルソナ5はほとんどのダンジョンは期間限定)
3.恋愛要素あり(昔ちょっとだけときめもやってみましたがそんな感じ?)
他にも普通のRPGとはいろいろ違うのですが、自分にとっては、この辺が驚きでした。
ストーリーは、とても練られていて面白かったです。(最後、少し帳尻合わせ感があり不満が残るところではありましたが…)
主人公は、高校二年生なのですが、仲間含めて能力や判断力高過ぎなところには多少の違和感がありましたが、そこはご愛嬌でしょうw
バトルもテンポが良くて飽きません。
音楽もおしゃれな世界観と含めてとてもよかった。
後日、ペルソナ1~4まで配信動画をみておさらいしてみましたが、5は特別おしゃれな仕上がりみたいですね。

ペルソナは、3から大きく変更点を加えてきたように思われます。
どうもそこから人気に大きく火がついたようですね。
実際、3~4は、サブタイトルも多く出て、ペルソナといえば3~4という方は、多いみたいです。
それゆえに5は、開発のハードルも高かったことでしょうね。

プレイ時間は、ゆっくりやって120時間もかけてしまいましたが、普通のRPGよりもかなり時間がかかります。
二周目もしましたが、こんなに時間がかかるゲームも珍しい。
そういう意味で価値のあるゲームともいえますね。


アサシンクリードシンジケート総評

アサシンクリードシンジケート、クリアしました!!
予想通り、クリアするだけならば早いですw

【システム面】
クリアしてみての感想ですが、さすがに新作ということもあり、これまでの操作性を改善しています。
ロープランチャーというかなり便利なものが登場したおかげで、登る、建物から建物への移動が格段に早く楽になりました。
これに慣れちゃったら、次回作以降なくなると辛くなりますねw
馬車も新しいものですが、慣れるまでいろんなものにぶつかって、街中壊しまくりでしたw
主人公は、男女の双子であるときは好きに使えて、あるときは固定になりますが、どちらをやっても成長は、共有するので悩むことはありません。
オンラインプレーがなくなったり、バグが少なくなったり(それでも何回か止まったり、はまりましたがw)と様々なユーザーの声が反映されている気がします。

【ストーリー】
チャプターは9まであります。
他にこれまで同様、サブで遊べる要素満載です。
全部やるならば時間はそこそこ必要ですね。
サブ要素は、後半マンネリ化してきて飽きますが、特に全部やる必要もないので飽きたところでやめました。

メインストーリーですが、産業革命期の方は、これまでのシリーズの例に漏れず、「エデンの果実」探しになります。
もちろん、その時代の雰囲気を感じることができてとても楽しいです。
歴史上の有名な人物も登場するのでさらに没入できます。

現代編は、前作のユニティよりはボリュームがあります。
アサシンクリード3にて、現代編の主人公デズモンドが死んで以来、ずっと情報を小出しに、なかなか進まない現代編に苛立ちがありましたが、ヒントだけはいろいろあって、整理しないと全容が理解できない難解なストーリーです。
今作は、そこそこ話が進んだようなそうでないような…
とにかくユービーアイソフトが、このシリーズを長くやるつもりなのはよくわかりましたw

【総評】
全体的にいろんなところで言われているようにこれぞアサシンクリードという感じで、良くも悪くもこれまでのシリーズから違和感が全くありません。
歴史探索をメインで捉えたとき、こんなに面白いものはないかなと思います。
シリーズで一貫して語られる現代編は、フィクションなので(歴史編も完全なノンフィクションではありませんが…)、どの方向に持っていくのか興味がありますが、間延びしている感じがします…
暗殺の世界を楽しむことはいつもできるのでやっぱり面白い!
出来れば、難易度は、変えられるようにしてほしいかなー
今作は、ユニティくらいに囲まれたら最悪な状態にならず、暗殺に失敗しても無双出来ちゃうのが残念なところかな。
以前に話した通り、すぐ売る予定ではありますが、もう少しだけやろうと思います!